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2025/04/27 (Sun)

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【本】伝説の生まれる時 『天顕祭』

2009/06/12 (Fri)

某用事で中野サンプラザとか、そのへんの魔窟に行きました(笑)

そうねぇ、アキバでゆーところの、電気会館とか、そんなかんじかしら。
あそこは縦幅が秋葉原以上にやばいもんがあると思います。

閉店5分前の古本屋(まんだらーけでしたかね・・・)
店頭105円棚に
まさかの本発見。

『天顕祭』

上橋菜穂子さんがお勧めという事で前から気になってはいたんですが、買う機会を逸していたので、「うっそぉ!?この厚さここにあったらいかんやろ!」
と、咄嗟に、手が、動いてしまいまして。

まぁでも、俺がこの本を一番初めに気にした理由は、“目”でした。
目力っていうでしょう、眼力とか。
芯のある強さなんですよ。

少年漫画とかのあのギンギンしたかんじの「やったるぜ〜!」て目もいいんですけどね?
なんというか、「覚悟を決めながらも、弱さを押し包んで前進する」瞳、という感じ。

千と千尋の時もどなたかが言ってましたが、生きる力って、表情、特に目に出る気がするんですよ。その人の強さ、優しさ、弱さ。そういったものが素直に出ちゃう。
よく、心理瞳孔信号を無意識に読み取って・・・とか言いますけど、別にそんな解説しなくても、やっぱ真っ直ぐに向き合ってみるとわかるんですよねー。それこそ無意識で。(笑)

というわけで、
主人公、女も男も強い人です。

世界観もしっかりしてるのがさらに良し。
上橋の物語には「土臭さ」があるとか言うけど、たぶんそれです。
綺麗事では成り立たない生活が、社会が、世界がここにあります。

この話のストーリーの核となるのは、とある「祭」と「人身御供」と「汗臭い鳶職」。
民俗学とか柳田とか好きな人におすすめ。
伝承・伝説が生まれる、神様が生まれる時って、その下地になった人間がたくさんいると思うんだけど、伝えられていくうちに、少しずつ歪んでいくんでしょうねぇ。


あと、ルームメイトがこの漫画に、というか男主人公に惚れたwww
深夜2時まで読んでた理由はそこか?w
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