塩味になるまで

きっと、自転車の代わりに乗った電車で考えた事は
何一つ言わなかった。
午前中にやるべき仕事をこなしながら思いついた台詞も
ちっとも言わなかった。

一時的で流動的な話をして、
伝えるべきだったかもしれない事なんて忘れて、
どこか遠慮がちにしていたのかもしれないし
そうではなかったのかもしれない。
そのへんはわからない。

ただ、誰かを本当に目の前にした時に
自分が何をしようって決めておいた事なんて
そんなん弱くて弱くて。

伝わりきる前にどうしようもなくなってしまうのかもしれない。
そうしていつかばたばたと音を立てて
格好悪く泣くのかもしれない。


それも、悪くはないのかもしれないと
今日もまた、
知らない未来に負けそうになる。

知ってる未来なんか楽しくないのにさ。

仕事仕事

去年はこれが俺の収入源やった。
今年もそうなるのだらうか。


黄金の週とはかくも偉大な物なるかな。
パソの駆動音凄まじくして浴びるように仕事。
早急に必要、恒久に必要、次月に必要。

一体誰が予見できませう、この急展開。
めまぐるしさに眼薬も買い替え時。
四十の年用、七十の年用、全人類対象。

おのれのみくにを離れるにあと僅か。
悲しむ間の無し新幹電車立ち合いは、
十九の休暇、四日の旧家、ほんの少しの気休めと見る。

フェイス

どこか、見知ったような
見知らぬような顔が、あふれていく。

この中で知り合いが隣にいるという事の意味はなんだろうか？


短い時間の供連れだろうか？

そでふれあうも

人と水とはかぎりなく

かげとひかりをもてゆきて

行けど逝けどもともにきて

ただそれだけの事ならば

割り切れようもしましょうに

ひとかたならぬ思いから

ついととどめてまほろばの朝

絵ががが

絵が描きたい
っーかむしろ色塗りがしたい
だが線画がない
いやあるんだけども
これを和風に塗ったらいかんだろ
ってのしかなくて。
あーもー。
誰か線ください。

いろぬりーさーせろー