思考社
いんふるえんす我丞の情報発信基地。
[7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17]
目蓋裏
すべてに目を閉じて生きていけるなら
僕はそれでもよかった
ただ
それでは
純粋無垢の心のままだから
僕は
僕に成る為に
まず失おう
それを拾い
誰かから奪い
掻き集めて
酷く染まり
それでもきっと
届かない人がいて
届かない場所があって
辿り着けない
それでも
失った数多の感情の記憶の裏で
僕は静かに再生する
取り零した揺れる心を
どこかに封じて
音も無く
写しもしないで
ただただ
人と人の間隙を往く
君の影の様な
おぼろげにも無い記憶を頼り
すべてはそこに在るだけで
何もかもはてんでばらばらなのだと
想いなど無意味と教えられても
知っても、知っても
この世の事象だけでは生きていけない弱さで
僕という名の湖の下
闇に飲まれる声で
朝日に溶ける
懐かしい名を
呼ぶ
僕はそれでもよかった
ただ
それでは
純粋無垢の心のままだから
僕は
僕に成る為に
まず失おう
それを拾い
誰かから奪い
掻き集めて
酷く染まり
それでもきっと
届かない人がいて
届かない場所があって
辿り着けない
それでも
失った数多の感情の記憶の裏で
僕は静かに再生する
取り零した揺れる心を
どこかに封じて
音も無く
写しもしないで
ただただ
人と人の間隙を往く
君の影の様な
おぼろげにも無い記憶を頼り
すべてはそこに在るだけで
何もかもはてんでばらばらなのだと
想いなど無意味と教えられても
知っても、知っても
この世の事象だけでは生きていけない弱さで
僕という名の湖の下
闇に飲まれる声で
朝日に溶ける
懐かしい名を
呼ぶ
PR
犬猫
色恋なんぞ所詮、幻想と勘違いの品物であると人間が言う。
理性的な頭蓋の内容物はきっと正しい。
理論が行き詰まって完成する思考は流布しているのかもしれない。
其れならそう在るのも構わなくて。
只自分が狂いがち。未解決でも丸く収まる。
狂気に粛清、右手に銃を持て。
君が言う分厚い辞書を弾丸に溶かして脳髄に激震を。
畜生道に落ち零れなければ、明日には幻想と同じ微笑で会えるのでせう?
望むが儘に成りもしませう、鈴を踏み拉く野良猫だったのは昔。
今は零落れて家付きの駄犬でしか無いから。
此れ以上望むべくも無い善良な待遇に感謝せよとの電報が着く。
願っても無い幸福論の百頁、
散り散りにして混断機へ。仮令、見知った筆跡でも。
温度計の破壊、左手に回転銃。
野良を哀れむ同じ言葉を転写して梱包する程愚かじゃあ無い。
辞書ごと破る勢いならば、夢見へ堕ちる永遠迄に言葉の一つも作れましょう?
お聞きに為りたいと?
御冗談を。
理性的な頭蓋の内容物はきっと正しい。
理論が行き詰まって完成する思考は流布しているのかもしれない。
其れならそう在るのも構わなくて。
只自分が狂いがち。未解決でも丸く収まる。
狂気に粛清、右手に銃を持て。
君が言う分厚い辞書を弾丸に溶かして脳髄に激震を。
畜生道に落ち零れなければ、明日には幻想と同じ微笑で会えるのでせう?
望むが儘に成りもしませう、鈴を踏み拉く野良猫だったのは昔。
今は零落れて家付きの駄犬でしか無いから。
此れ以上望むべくも無い善良な待遇に感謝せよとの電報が着く。
願っても無い幸福論の百頁、
散り散りにして混断機へ。仮令、見知った筆跡でも。
温度計の破壊、左手に回転銃。
野良を哀れむ同じ言葉を転写して梱包する程愚かじゃあ無い。
辞書ごと破る勢いならば、夢見へ堕ちる永遠迄に言葉の一つも作れましょう?
お聞きに為りたいと?
御冗談を。
旅荷物
その日、イーダンダルフは故郷のブドウ畑を見た。
懐かしくて、あまりに懐かしくて。
遠くから見たブドウ畑は収穫前の、完熟の色に光っていた。
明日になればきっと籠に山盛りになっているだろう。
はやるこころを抑えきれずに走り出した足下に、転がる甘いつぶつぶ。
小さな重みにも耐えられないで芳醇なかおりに変わる。
その残骸に果敢なさは無い。球形を失っても、本姓はそのまま。
宵闇に息を切らせた玄関前で、人の手に馴染んだ扉越しに音を窺う。
重たい旅荷物を置いて。
彼は言うんだ。
「かえってきたよ」
迷う帰り道
夕暮れ雨の中、迷う帰り道
うちはどっちだ こっちは逆か
どっちに行くべきで どっちに行ったらもう帰れなくなるのか
知って居るようで ちゃんとは知らない
帰れるだろうか ほんとの道に 戻れるだろか
そういえば 自分はどっちに行きたかったんだっけ
知ってたはずの過去の自分 今はもう俺より先にいて
奇矯な笑い声あげて 今を馬鹿にしてゆく
そもそも 帰りたかったのか それすら不透明
月が虚空に穴をあけて 一刻も早いおかえりを待っている
行かなくちゃあいけないのか ほんとにそっちなのか
世界はほんとに意地悪で 球体の底が抜けるほど性悪で
まったく、これっぽっちも 信じられやしないよ。
うちはどっちだ こっちは逆か
どっちに行くべきで どっちに行ったらもう帰れなくなるのか
知って居るようで ちゃんとは知らない
帰れるだろうか ほんとの道に 戻れるだろか
そういえば 自分はどっちに行きたかったんだっけ
知ってたはずの過去の自分 今はもう俺より先にいて
奇矯な笑い声あげて 今を馬鹿にしてゆく
そもそも 帰りたかったのか それすら不透明
月が虚空に穴をあけて 一刻も早いおかえりを待っている
行かなくちゃあいけないのか ほんとにそっちなのか
世界はほんとに意地悪で 球体の底が抜けるほど性悪で
まったく、これっぽっちも 信じられやしないよ。
ブログ内検索
暦
03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
己
HN:
我丞
性別:
非公開
職業:
人の話きく人
自己紹介:
人間27年生。
セクマイ道7年生くらい?
心理臨床とセクマイと発達凸凹を応援するよ!
ここにあることばと存在が、私のプロダクト。
見て、わからないことは聞いて。
セクマイ道7年生くらい?
心理臨床とセクマイと発達凸凹を応援するよ!
ここにあることばと存在が、私のプロダクト。
見て、わからないことは聞いて。
項
新
(10/30)
(08/02)
(07/28)
(07/26)
(04/16)
カウンター
Tamariba