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【せくそろじー】いくつかの仮説、考えた事

2010/04/30 (Fri)

仮説1:非異性愛者にとって、ゴールデンタイムにやっているようなドラマは共感できない。
理由は簡単。
自分のしてきた恋愛、自分が考える妄想する二人のありかた、悩み方と全然違うから。

その点をBLはクリアしている。
初期の頃は非常に非現実的な設定が多かったのだが、最近のBLはある程度のリアリティを考慮に入れつつ腐女子の妄想を阻害しないだけの作品も多々ある。と、知人が買ってきた2次創作漫画(B4サイズ)を見ていて思った。
ゆえに、
仮説2:BL読者と非異性愛者層には広大なダブりがあると考えられる。

また、テレビ、雑誌など大衆メディアにおいて、
仮説3:非異性愛者は非異性愛であることに対して否定的なメッセージを受け取っている。
放送される番組のほとんどはヘテロセクシャル、性別2元論を前提とした構成であるからだ。

さらに、そのような情報が自分と周囲の人間に降り注いでいる状況において
非異性愛者は自己のロールモデルを探索したり、接近したりしづらい状況にある。
ロールモデルの不在はアイデンティティ形成の妨げとなると考えられており、
仮説4:過去や自己を基盤とした時間的展望にも影響があるといえる。

カミングアウトしていない非異性愛者にとって、対人関係は相手の態度や行動・言葉に合わせなければ人間関係を一瞬で失う可能性を持った緊張を伴う行為であり、自己表現の機会が少ない可能性も否めない。

日高によるゲイのメンタルヘルス調査では、抑うつ、孤独感、異性愛者偽装などがストレスを与えており、若者ほどメンタルヘルス状況は異性愛者よりも悪いという結果が出ている事から、自殺問題にもつながっているとされている。現に、それを示すデータもある。

このような状況下で、
仮説5:非異性愛者はセクシュアリティに関する言説を通して自己統制感の欠如を抱えている
という考え方も出来る。自己統制感とは、自分自身をコントロールしている感覚を指していう言葉であるが
言いかえれば、
仮説6:異性愛偽装、自己表現ができない対人関係などによって本来感を失っている、との指摘もできよう。


という具合に、あげればやりたいことは限りない。
どっから卒論&研究計画立てりゃいいんだよ・・・分野がばらっばらじゃねぇか。
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