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思考社

いんふるえんす我丞の情報発信基地。

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2025/04/27 (Sun)

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母との会話記録

2010/03/11 (Thu)


母とスーパーで買ってきた巻きずしを食べながら、友達にカムした時の話をした。
そのあと洗い物する母とずるずる喋っていたら、友達の反応を聞かれた。
びっくりするの?怪訝な顔するんじゃない?っていうから、
それはない、と答えておいた。そしたら、

「じゃあ、みんなどんな反応するの?」
「んー・・・・・・・・・たとえば、海に行って。」

思い出したのは、長崎の海に生えていたワカメだ。
生物かどうかわからず、触っていいのやらと物議を醸した、あれ。
しかしもうちょっと生き物っぽいほうがうれしいので、別の例にした。

「たとえばだよ、海で、ナマコみたいなものが浮いてたとするじゃん」
「・・・・・・?」
「あれを見た時の反応。な、なんだそれ?っていう。よく知らないものだから」
「ああ、なるほどね!」
「うん。ナマコと一緒。未知の生物なの」
「確かに、身近にいないものではあるかぁ(笑)」
「だから初めは扱いがよくわからなくて、話しかけてこないんだけど、
ノロケたり、グチ聞いて~って言ってると扱いがわかってくるみたいで」
「へぇ~」
「結局、“自分の知ってる我丞だ”ってわかると、“変わんないや”って安心するらしい」
「そういうものなんだねぇ(笑)」

うん。そういうもの。
そしてね、一度ナマコが解るとね、自分の身近にも実はたくさんいて
普通に暮らしてるんだってことに気付くんだよ。
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東京都青少年健全育成条例の現行案に反対表明

2010/03/09 (Tue)

身近な話で言うと、18歳未満の“非実在青少年”を扱ったBLが規制されるって話です。

まずはこちら↓のまとめページを見て下さい。
http://mitb.bufsiz.jp/#opposition


審議の開始は3月18日。残った時間は短いです。
東京都の総務委員会に委託して審議される、とのことで、↓のメンバーへのロビイング、メール、ツイッターでの陳情などが行われているそうです。
http://toriyamazine.blog100.fc2.com/blog-entry-280.html

選挙とからんでくるようなので、「各メンバーの区にお住まいの方からの陳情が効果的かも」という話が出ており・・・うちの区は居ないなぁ;;
でも、自分に関係あることだからほっとくわけにはいきません。やってみなけりゃわかんないだろ!

さて、現行案の行き過ぎについては上記ページが解りやすくまとめてくださっているので、私は心理学やってるクイアな(非異性愛)腐女子(男性同士の恋愛を空想する女子)の視点から私なりの反対理由を書いてみようと思います。

そんなん聞きたくないよって人は、ここでリターン。

『ゆめにっき』をやってみれない

2010/03/08 (Mon)

『ゆめにっき』というのは、個人製作のPCゲームです。

一言で言うと、
「窓付き、という女の子がエフェクトを拾ったり使ったりしながら、広大だが閉鎖的な世界をうろつくゲーム」
です。

「本家通り越してネタばれなんて嫌」な方は本家をやってみればいい、と思う。
↓ゆめにっき本家
http://www3.nns.ne.jp/pri/tk-mto/

【たぶん向いてる人】
実は、世界とコミュニケーションなんてしたくない人。
言葉なんていらないよノンバーバルコミュニケーション万歳って人。
意味不明の連続に凍りついてのめりこみたい人。
現実の方を放り投げたい人。

で、私は先日お泊りしたお宅で深夜にこれをやったのですが、
正直神経が持ちませんでした。ほんとはセコムマサダ先生が見たかった。
現実主義なのかしら。ファンタジーもBLも好きなのに?
結論→ごめんね、私にはムリでした。

でも世界観とか、ゲームの作り自体には面白いものを感じたため、いくつかのサイトでゲームの解釈をみてました。(外道ですが何か
制作者からもゲームの中でもほとんど何の説明もされないこのゲーム、考えれば考える程深いものがあるようです。心理学とは違う目線のような気がします。

中でも、ゲーム全体に対する目線が書かれてたのがこちら。

その一
http://d.hatena.ne.jp/ashizu/20090524/1243184056
その二
http://d.hatena.ne.jp/ashizu/20100120#1263938262


元ネタ知ってる人がいたら(大枠知ってればおk)、こっちも面白いです。

『マクロスにみられる男性的な立場と女性的な立場』
http://d.hatena.ne.jp/ashizu/20091124#1259014408

RCイベント参加記録

2010/03/02 (Tue)

レインボーカレッジのセクマイ・サークル座談会に参加してみた。

企画ページ↓↓
http://rainbowcollege.blog68.fc2.com/blog-entry-61.html


セクマイサークル運営者、次世代の運営者、サークル立ち上げ希望の人など約30名(もっといたかな?)が集まった。座談会で色んなバックグラウンドを持つ人と出会って、話をさせてもらいました。視界が広くなってきたかんじ。


帰りのバスで振り返ってみた。
&我丞の感じた事あれこれ。

※記憶の歪みやすい人なので、事実と食い違うところがあったら見逃して下さい。


◆“マイノリティー”意識

集まって一緒に何かしよう、考えようって思えるのも、自分たちが“マイノリティー”の問題を抱えている仲間だって意識があるから。
これがあったから会えた。

今まで個人的な人間関係だけしかない中(mixiもサークルもなし!!)で、私はレズビアンやバイの当事者、友達が当事者の人と結構な割合でいた。セクマイっていうけど、統計出てないだけで結構いるんじゃねーの?って疑問があっただけに、参加して「おおっ、こんなに居る!」ってびっくりした。

セクマイ(性的少数者)って言っても、
・何かやりたい!って思ってる人で、
・かつ学生ってだけでこんなにいるんじゃないか!
と。

だからこそ、この発言は印象に残っている。
「今の同性愛サークルの中でレズビアンはマイノリティー。居づらい」

これは衝撃的だった。
セクマイというくくりの中にも、細分化されたラベルがある。クイアの居場所を確保しようと作ったサークルで、それでもマイノリティーであると意識せざるを得ない人がいる。居づらさを感じている。

そしてまた、この意識のゆえに100人規模のサークルでは方向性がバラバラで、まとまれない。
ひとつの方向性のもとに独立したいグループが出てくる。

居酒屋で新規サークル立ち上げについて相談した時にも感じた。
セクマイの分母の中に、いろいろな性指向、戸籍、身体の性を持つ人がいて、
さらに目的が活動、ピアサポート、交流と色々とあって、
「誰のための、どんなサークル」にしたいのかすらまとめられない。
その場にいた数人で、これは難しいぞ、と黙ってしまった。

“マイノリティー”として自覚しているゆえに、妥協できないものを抱えている。
それは自分の強い核にもなるけど、まとまりを持ちたい時に壁になる。
サークル立ち上げに際して、区別が差別なることだけは、気をつけたいと思った。



◆差別されて、る?

セクマイ同志集まりたい気持ちは何に由来するのか。
居場所がほしい、自然体でありたい、etc...

こういう気持ちは、現在の社会のあり方によって作られていると思う。

例えば、
「クイアな存在は忌避すべきものなんかじゃない」←この認識は、まだまだ当たり前(周知されている事)ではない。
テレビでは異性愛主義を前面に出した番組多いし、“カップルといえば恋する男女”って認識はいたるところで宣伝される。

50代くらいの人に「同性が好きで」って話をすると、「まだ良い異性に会ってないだけ」って言われたりする。
(「異性の顔ってどれも同じに見える」って言ったら納得されたけど)

異性愛文化で育ってきた親は我が子のカムアウトを受け入れられなかったりする。

だから、そういう文化圏に住んでると、安心して自分の恋愛観や恋人のノロケが言える場所って限られてるように感じることがある。人によっては四六時中。
で、“隠れて生きよ”状態でいようとすると、マジョリティーの目に敏感になる。


でもさ、
ある大学院生に指摘されたんだけど、
「友達同士のAさん(異性愛者)にBさん(同性愛者)のアウティングをしたからって(ゲイ・レズビアン・クイアであると情報を伝えるってこと)、そこの人間関係が壊れた事例、聞いたことある?」って。

そう言われてみればそうなのだ。
私はまだ、決定的な一撃を受けた事がない。
カムアウトしても、こっちが拍子抜けするほど何もない。嫌悪されたり、攻撃されたりしたことは一度もない。年下の子たちなんて「彼女さんとは最近どうですかー?」って聞いてくる程だし。特に付き合いが変化した人もいないし。

「無関心という差別があるじゃないか」「違いを見ようとしないことも差別だ」という声もある。
そりゃそうだ。セクマイは“マイノリティー”で誰もがよく知ってるわけじゃない。気付かれにくい。でもそれを言うなら、セクマイ当事者だって他の差別問題の事よく知ってるわけじゃないんだし。自分がどーでもいいと思ってる事は知ろうとしないし。

つまり、
社会制度・国は同性愛がいないように振る舞う、身近にいない人は存在を知らない、
が、
知り合いや友達が「私が同性を好きになる」って知ったら、程度の差はあれそれなりに対処してくれる。
今まで気付いてなかっただけで、気付いたら何か変わる。

そして今の日本で“差別”の現状と理由を理路整然と解説出来る人は滅多にいない。
だったら、過剰防衛してるより、こっちから相手の視界に飛び込んでいけばいいじゃない!


そんなわけで、今日もオープンな我丞の座談会リポートでしたー。

ひとりで頑張ってきた人へ

2010/02/26 (Fri)

時々、まわりがみんな楽に生きて、幸せそうに見える時がある。
自分ばかりが損をして苦しい思いをしている気がする時がある。

どうでもよくなって、全部投げ出してしまいたいむなしい気分に襲われた自分を、今までちゃんと見ていた誰かがそっとそばにきて、いたわりの言葉をかけてくれたら、どんなに癒されることだろう。

短い一言でいい。愛する人からその言葉がもらえたら、また長い道を一人で頑張って歩いて行ける。


by人生観をBLにふくませる津守時生

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我丞
性別:
非公開
職業:
人の話きく人
自己紹介:
人間27年生。
セクマイ道7年生くらい?
心理臨床とセクマイと発達凸凹を応援するよ!

ここにあることばと存在が、私のプロダクト。
見て、わからないことは聞いて。

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