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RCイベント参加記録

2010/03/02 (Tue)

レインボーカレッジのセクマイ・サークル座談会に参加してみた。

企画ページ↓↓
http://rainbowcollege.blog68.fc2.com/blog-entry-61.html


セクマイサークル運営者、次世代の運営者、サークル立ち上げ希望の人など約30名(もっといたかな?)が集まった。座談会で色んなバックグラウンドを持つ人と出会って、話をさせてもらいました。視界が広くなってきたかんじ。


帰りのバスで振り返ってみた。
&我丞の感じた事あれこれ。

※記憶の歪みやすい人なので、事実と食い違うところがあったら見逃して下さい。


◆“マイノリティー”意識

集まって一緒に何かしよう、考えようって思えるのも、自分たちが“マイノリティー”の問題を抱えている仲間だって意識があるから。
これがあったから会えた。

今まで個人的な人間関係だけしかない中(mixiもサークルもなし!!)で、私はレズビアンやバイの当事者、友達が当事者の人と結構な割合でいた。セクマイっていうけど、統計出てないだけで結構いるんじゃねーの?って疑問があっただけに、参加して「おおっ、こんなに居る!」ってびっくりした。

セクマイ(性的少数者)って言っても、
・何かやりたい!って思ってる人で、
・かつ学生ってだけでこんなにいるんじゃないか!
と。

だからこそ、この発言は印象に残っている。
「今の同性愛サークルの中でレズビアンはマイノリティー。居づらい」

これは衝撃的だった。
セクマイというくくりの中にも、細分化されたラベルがある。クイアの居場所を確保しようと作ったサークルで、それでもマイノリティーであると意識せざるを得ない人がいる。居づらさを感じている。

そしてまた、この意識のゆえに100人規模のサークルでは方向性がバラバラで、まとまれない。
ひとつの方向性のもとに独立したいグループが出てくる。

居酒屋で新規サークル立ち上げについて相談した時にも感じた。
セクマイの分母の中に、いろいろな性指向、戸籍、身体の性を持つ人がいて、
さらに目的が活動、ピアサポート、交流と色々とあって、
「誰のための、どんなサークル」にしたいのかすらまとめられない。
その場にいた数人で、これは難しいぞ、と黙ってしまった。

“マイノリティー”として自覚しているゆえに、妥協できないものを抱えている。
それは自分の強い核にもなるけど、まとまりを持ちたい時に壁になる。
サークル立ち上げに際して、区別が差別なることだけは、気をつけたいと思った。



◆差別されて、る?

セクマイ同志集まりたい気持ちは何に由来するのか。
居場所がほしい、自然体でありたい、etc...

こういう気持ちは、現在の社会のあり方によって作られていると思う。

例えば、
「クイアな存在は忌避すべきものなんかじゃない」←この認識は、まだまだ当たり前(周知されている事)ではない。
テレビでは異性愛主義を前面に出した番組多いし、“カップルといえば恋する男女”って認識はいたるところで宣伝される。

50代くらいの人に「同性が好きで」って話をすると、「まだ良い異性に会ってないだけ」って言われたりする。
(「異性の顔ってどれも同じに見える」って言ったら納得されたけど)

異性愛文化で育ってきた親は我が子のカムアウトを受け入れられなかったりする。

だから、そういう文化圏に住んでると、安心して自分の恋愛観や恋人のノロケが言える場所って限られてるように感じることがある。人によっては四六時中。
で、“隠れて生きよ”状態でいようとすると、マジョリティーの目に敏感になる。


でもさ、
ある大学院生に指摘されたんだけど、
「友達同士のAさん(異性愛者)にBさん(同性愛者)のアウティングをしたからって(ゲイ・レズビアン・クイアであると情報を伝えるってこと)、そこの人間関係が壊れた事例、聞いたことある?」って。

そう言われてみればそうなのだ。
私はまだ、決定的な一撃を受けた事がない。
カムアウトしても、こっちが拍子抜けするほど何もない。嫌悪されたり、攻撃されたりしたことは一度もない。年下の子たちなんて「彼女さんとは最近どうですかー?」って聞いてくる程だし。特に付き合いが変化した人もいないし。

「無関心という差別があるじゃないか」「違いを見ようとしないことも差別だ」という声もある。
そりゃそうだ。セクマイは“マイノリティー”で誰もがよく知ってるわけじゃない。気付かれにくい。でもそれを言うなら、セクマイ当事者だって他の差別問題の事よく知ってるわけじゃないんだし。自分がどーでもいいと思ってる事は知ろうとしないし。

つまり、
社会制度・国は同性愛がいないように振る舞う、身近にいない人は存在を知らない、
が、
知り合いや友達が「私が同性を好きになる」って知ったら、程度の差はあれそれなりに対処してくれる。
今まで気付いてなかっただけで、気付いたら何か変わる。

そして今の日本で“差別”の現状と理由を理路整然と解説出来る人は滅多にいない。
だったら、過剰防衛してるより、こっちから相手の視界に飛び込んでいけばいいじゃない!


そんなわけで、今日もオープンな我丞の座談会リポートでしたー。
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