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いんふるえんす我丞の情報発信基地。

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2025/04/28 (Mon)

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うそつきの領域

2009/08/05 (Wed)

私は一概に、“嘘吐きはいけない事だよ”とは言えない。
自らも時にうまく嘘をつくからだ。



以前どこかで、
「うまい嘘というのは、事実の中に、必要な分だけの嘘が含まれているものだ」

と聞いた覚えがある。



うまい嘘、というのはつまり、相手に気取られずに自らの言い分をうまく通す嘘を指している。

あるいは、相手に気取られてもその嘘が許容されている場合(つまりまぁ、「仕方ないなぁ(苦笑)」の場合)、はうまい嘘をつけたということになるんだろう。
これについては、多くのフィクションが証となる。
時々、頭に“ノン”をつけていながらフィクションを騙る輩が出ないでもないが。

個々人に範囲を限定するのであれば、
別に、私は嘘を吐くこと自体は罪ではないと思う。
嘘を吐かねば生きていけぬ人もいるだろう。
むしろ、嘘の自分が自分になっているという人もいるだろう。

だが、それらの嘘が誰かを傷つけたり、腹立たしい思いにさせているなら、
その嘘は“失敗した”ものとすべきだと思う。
到底うまい嘘とは呼べないものであるからだ。

たとえそれが、何を守るための嘘であったとしても、
負けであることに留意し、謝罪しなくてはならない。
私個人の経験から、弁解するなら、その後にすることをお勧めする。


本来そこで、
正直に自らの非を認める潮時が来た、と諦めるのが筋である。


だが、潮時を逃してなお、嘘をつき何者かから逃れようとする者も居いる。

もはやそれは、ただの敗走者の言い訳に過ぎない。


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たもくてきほーる

2009/07/25 (Sat)

どっかに“多目的”を“たもく的”ホールだと思ってた面白い馬鹿がいたような気がする。

てぇのはおいといて。
さて、ちょっと今日は“何かをなす”ことについての話。


「木を植えるのが目的ではない。
木を育てるのが目的なのだ。」


っていう話をしよう。

もとは確か、ビッグイシューか何かの雑誌に載っていた、その土地の人たちと一緒に、砂漠に木を植えている団体の話。
土地の人たちは、「ひとつ苗植えたらいくら報酬もらえるよ」ってことで集まる。だから、浅く砂を掘って、さっさと苗を植える。だから木はすぐに枯れてしまうし、土砂降りの雨で流されてしまう。

本当に苗を根付かせたいのなら、自分たちを砂漠から守る木に育てたいなら、もっと本気で、深く深く、穴を掘ってあげなきゃいけない。

でも、木が成長するには、とても長い時間が必要だ。実を結ぶのなら尚のこと。ホンキで木を植えるというのは、長い目で見る心の余裕と忍耐がなきゃ、とてもやってられない大作業なのである。


だーけどさぁ。
苦しい状況にあったり、忙しい時に「待て」「耐えるんだ」なんて言われてもなぁ?「今だってギリギリだよ。何言うか!!」って感じるだろ。
耐えている人にとっては、本当に世の中のどん底じゃない場所でも、
“どん底”に見えてるんだ。
それで、すぐに出せる結果、目の前のノルマや数字、最低限のお仕事だけクリアすればいいや、ってなっちゃうんだよな。


でもそれじゃ、未来まで続く何かは作れないし、
誰の心にも、届きはしない。
自分にも、何もかえってこない。


解っていても出来ない時もあるし、無理無理って首を横に振りたいときだって四六時中あるさ。
だけどね、

一番苦しい時に、そこでぐっと耐える事が出来るかどうか。
踏ん張れるかどうか。
光の届く場所まで歩いて行く努力が出来るかどうか。


俺は、人の真価って、そういうところにあると思う。

夢の中で忘れられた名前

2009/07/13 (Mon)

私は数名の団員を率いる座長らしかった。
背はあまり高くない。
フリークスかもしれないし、サーカスかもしれない。

その団の一番の宝は“歌姫”であった。
陽だまり色の服を着て、彼女が歌う。
すると、あたたかな草地の上に、猫が幾百と丸くなる。
それがきちんと毛並みの色ごとになっているものだから、
私はその数に驚きつつ、色分けの効果に笑う。
私はその人を、現実世界で姫と呼んでいる。

私がよく知る公園に、よく似た公園。そこが夢の舞台であった。
秋に行う大道芸のような空間に、たくさんのサーカスや芸人や、
私たちの一座のような者が来ていた。

歌姫がとある小さなステージで歌ったあと、
二人の黒い魔女に、彼女は目をつけられた。
控え室につながるテントの階段に、私たちがたむろしていた時のことだ。

私は座長として、団員を守らなくてはならない。
彼女を見られぬように“クイナ”に命じて隠そうとしたが、
どうやら遅かったらしい。

“クイナ”は、常に私がイメージするFF9のクイナではなかった。
確かにピンク色をして、けったいな服をまとってはいたのだが、
いつものあの、卵のような体型ではなかった。
ピンク色のシルクハットさえ被っていた。謎だった。

とにかく、手遅れを察した私は、歌姫ともう一人の団員に対して、別の団に匿ってもらうようにと命を下した。
同じところにいては見つかってしまうと思ったからだ。

やや時間をおいて、私は歌姫ともう一人の団員を呼び戻すため、うろうろと捜索に向かった。
団はたくさんあったが、絶対に見つかることはわかっていた。
なぜなら、姫だからだ。

彼女らが潜伏していたのは、顔見知りではないが、私のところと
似たような一座だった。
歌姫は、2本のベルト装飾がついたシルクハットに、黒い服を着ていた。
白い肌が映えて奇麗だったのは言うまでもない。
戻ってくるよう告げると、彼女は
「なんだ、もう来たのか」という事を言った。
どうやら、別の一座にしばらくお世話になる気でいたらしく、
出番までもらっていたらしい。

その一座の座長は、白髪のひげ面で、
髪は博士のようにうねうねと伸びていた。
事情を簡単に話すと、物のわからない人ではなかったようで、ただ
「わかった」とだけ告げて黄色いテントの奥へと消えていった。

「事情も告げずに居たのか」という私の言葉は、
マネージャーの女にさえぎられた。
「別に私はいいんだけどさ?自分の書き割り変えるくらいは」

「すまないな」と私は言った。
「もう一人、来ているのではないかと思うのだが、」
そう言って私は、その、もう一人の名前が、
いつも呼んでいる名前の方しか、(つまり苗字でないほうだが)
思い出せないことに気づいた。

私は、なぜ忘れてしまっているのか、よくわからなかった。

そんなに忘れたい名であったのか、
そもそも、覚える気のない名前であったのか、

忘れたくないのに、忘れてしまっていたのか。


寝る前に読んだ「品川猿」が、彼女と私の名前をもっていったのだろうか。
そういえば、私自身の名前も、一度たりとも出てきはしなかった。

マクロスF

2009/07/04 (Sat)

マクロスFみちゃったー!!!
13話から、最終話までー!!!www

そのうちあと半分見なきゃw


で、そこはかとなくネタばれを含むうだうだです。
(最後だけちょっとまじめ)

 

夢見がち、それでも両手に

2009/06/24 (Wed)


「あの子のいい噂は聞かない」

そう、人は言うだろう。
俺の知らない人の事も、
俺の知ってる人の事も。

たぶん、俺のよからぬ噂も流れているだろう。
なにせ、窓もドアも全開なんだもの。
風通しは最高。突風に吹かれ笑う自分、かっこいいじゃない?

知らない人はいくらでも言うと良い。
知ってる奴には言えないコトを、さ。
それはいくらでも覆るから。

知ったとき、まみえたとき。オセロように、世界はひっくりかえる。


自信なんてないよ。
確証なんてないよ。
それでも、

勇気を両手に抱え、ほの暗い海へ飛ぶ勇気のあらば。

僕らは鳥になる。

繰り返し、繰り返し、
血を吐きながら
明日に向かって飛ぶ鳥に。

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我丞
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職業:
人の話きく人
自己紹介:
人間27年生。
セクマイ道7年生くらい?
心理臨床とセクマイと発達凸凹を応援するよ!

ここにあることばと存在が、私のプロダクト。
見て、わからないことは聞いて。

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