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2025/04/27 (Sun)

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定義付け

2006/10/15 (Sun)

 日常生活には定義付けが欠かせない。たとえば君とオタク話をする時、或るキャラKに対するイメージの持ちようは其々に違うわけだから、両者のイメージの照準を同じところに合わせ、「この人は××だよね」とか「あ、その人は絶対○○」とかいう確認が必要になる。微妙な例で申し訳なかったが、このような作業が相手と自分の間の“定義付け”作業である。

 もちろん一人で居る時にも定義づけの作業は無意識に綿々と進んでいる。
 片付けというのは、潔癖症か来客の頻繁な家でもない限り特に必要の無い行動だと思う。部屋の中の物はどこに何が置いてあるか把握してあれば不便することは無いし、掃除機がかけられる程度に床面積が空いていれば君に不潔と言われる筋合いも無かろう。現に茶褐色の有翅生命体は沸いてこないではないか。それなのに、何故時間と手間と気力と労力を使って片付けなんぞするのか。忙しいんじゃないのか自分?

 まぁいい。片づけを開始しよう。とりあえずそこの棚の上に積み上げてあるプリントの類からだ。その後で書棚とB4版サイズの本を、 
 だがそこではたと気づく。勉強机はプリントの類で埋まっているわけではない。部屋中が腐海と化しているわけでもない寧ろテスト前にはこの環境で勉強していた。そのままの状況で十分使用に耐えうる環境のはずだ。何故片付けを始めてしまうんだ、そのまま勉強机に向かいなさい。

 それでもやはり片付けを開始してしまう自分。条件反射を疑う。おそらく、やる気→片付け→勉強、と挙動するように定義づけた何かが、過去に起こっていた。挙動不審な行動の根本に、定義付けがあったのだ。

 とするならば、過去に無意識下において行われた定義付けはこうだ。『勉強する前に、片づけをする』古い記憶の中にあるために理由を特定するのはなかなか難儀である。だがそれは、誰かさんからの絶対命令ではなく、数日前の自身の実感から得られた教訓でもない。過去のどこかに起因する習性みたいなものだ。ここで対面しているのは、過去の自分と、現在の自分だとも言えるのかもしれない。



 
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