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思考社

いんふるえんす我丞の情報発信基地。

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2025/04/29 (Tue)

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人生初ライブ

2007/08/19 (Sun)

 って、変なタイトルですね。
 ずっと生きてるのに初めてliveとは。

 そんなひねくれは兎も角。
 昨日は東京は高田馬場にて、某インディーズバンドのライブに行ってきたよ。ライブってすごいね、なんかこう、横隔膜に来るってかんじ。予想してたほど暑くもなかったし、男だらけでもなかったし(寧ろ女だらけでした。)二時間飛び跳ね続けるわけでもなかったんだけど、あれは確かに中毒性があるよ。楽しい。

 一度行ってみてわかったのだけど、CDでも聞けるのに何故ライブに行って並んだり大変な思いしたりするのかというと、たぶんそれは「そこで、一回しか起こらないことを共有するため」じゃないかな。
 Jさんのところはどうだか知らないけど、昨日のバンドは歌は勿論の事、リハなしトークやリクエスト、セッション、その場限りの思いつき色々がたくさん詰め込んであって、極めて再現性の低いライブだった。よく歌詞がふっとんで、別の言葉を詰め込んでたりするのも、このバンドの特徴だと思う。

 何度も同じものを体験できたら、きっとそれは幸せな事なんだろうけど、たった一回しかない事象だからこそ綺羅星のように印象に残る。そういうものを皆で作りたくて、日常からは切り離されたところに求めにいくんじゃないかな。



さて遅くなったけど、人生初ライブに連れ出してくれたチキンハートペー太郎君に感謝を。君の砂肝が「一人じゃ行けない」と叫んだからこそ俺はライブに行けたんだよ。チキン万歳。

P.S 次の人生のごく潰し時間にでも、バイトヘルでボールペン一万本作ろうぜ。
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片付けの効力

2007/08/13 (Mon)

夏休み、たかが数週と侮るなかれ。


12日夕方、俺は、屋根裏の腐海に立ち向かう決意をした。

屋根裏といえば聞こえがいいが、なんていうか、

夏はサウナ 冬は微サウナ


という、要するに高温多湿環境で、物置としてはあまりおすすめできない物権である。どこぞの魔女子さんのような真似をしようものなら即座に病院送りである。残念だがミイラ化はしない。

俺がそこへ行かなければならない、そしてあのどうしようもない段ボールにつまった荷物の腐海を整理整頓しなければならないと思った理由は二つ。即ち、

「親父さんが使っていたフランス語辞典を掘り起こす」

そして、

「引っ越して以来姿を見せないナウシカの漫画全7巻の発掘」

これである。
特に、2点目の項目に関しては完全版BOX(3000円程度)を買ってしまうか否かに関わるのでどうしても今年の夏に決着をつけておかなければならない。という、勝手な切実さの元に打ち立てられた悲願である。
(まぁ、1点目だとて約6000円がかかっているから大事なんだけど)

因みに、あの段ボール群の構成は
旧自宅で使っていたもの・・・2割
思い出的なもの(教科書類を含む)・・・3割
雑誌、本類・・・1割
店で使用する物・・・4割
とかまぁそんなかんじである。頑張れ俺。

あまりの暑さにニュートンもびっくりの速度で酸化していくリンゴジュースを飲みながら、手拭いを首に引っ掛けての作業。

暑い。ほんきで暑い。
普段暑いと感じている(そして床に伸びている)暑さが涼しいと感じられちゃうマリックさん並のマジックを展開。運動せずに汗を流して、果たしてこれで体脂肪は燃えたのか、いや、水分とばしただけなのか。

とか何とか、電気羊のごとく繰り返し考えながら要る物と要らない物を選別。時折出てくる「甘酸っぱすぎる交換日記」や「人間失格バッジ」などを眺めやりつつ、汗とホコリと思い出と闘うこと・・・4時間?考えてみたらすごい時間経ってましたね。すんげぇ俺。


そして、部屋の真正面に、何の障害物もなく置かれていた箱、
何気なく「本」と書かれた箱を開封したその時、

2007年    屋根裏    ナウシカ発見

なんでだろう、なんで今まで見つからなかったんだろうと思うぐらい劇的に簡単な場所に、箱に、新装版風の谷のナウシカ全七巻の漫画は安置されていた。

見つからなかったものって、案外、時間が経ってからひょいと出てくるのな。あまりにその出て来かたがそっけないものだから、すぐに見つけたことより、目的のものにしようとしてた事に意識が移っていくんだけど、人じゃなくて物に久しぶりに会うから、それはそれでいいんだろうな。



レストランの二階

2007/08/10 (Fri)


 数日間の某宅居候を終えて実家に帰ってきました。

 お世話になった御宅の主様、御令嬢、姉君、幾多のご迷惑をお掛けいたしました。(特に唐辛子の辛さをナメてかかっていたことについてはお詫び申し上げます。自分が作ったのに自分が食べられないというのはなかなかショックでした。)ろくに家事も出来ず、責務も果たせぬ己で在りました。
 何かの折に、再びお世話になる事があるやも知れませんが、その際には寛大な心を持って処遇してくだされば、と願っております。



で、電車にゆられて昨日帰ってきたわけだ。

久方ぶりの我が家は、家の変化はほとんどなかったが親父の店の方が色々と変わっていた。日進月歩しなければ生きて行かれない業界に在って、あの頑固者の親父が幾つかの変更を行っていた事は非常によろこばしい。


今日も唐突で悪い。つらつら考えるぞ。
今日のはほんとつらつらだぞ。

 全ては変わっていくものだと思う。
 速度はそれぞれだが、全く変わらないものはないだろう。もし、変わっていないと思うのであればそれは閾値の問題であって(要するに気付けるほど大きな変化がないってこと)、物体とか情報体としては変わっているんじゃないか。

 変わり方にはムラがあって、全ての条件や事象によってその度合いが違う。全ては一様ではない。人間なんて得にそうで、ムラムラだらけである。一人の人間の中でも好きだの嫌いだのといった事や、拘りたいところとどーでもいいところとがあったり、無意識で反応してる傍らに、意識的にでも反応したくないようなものが転がってたり。

 そう考えると、人間の定義ってゆるいもんだと思う。形にその意味の殆どをおっているような気さえする。異形が嫌われるのはそのせいなんだろうな。でも、ある一定の範囲の中では異形でも、そこから一歩外に出てしまえば誰も何も気にしなくなる、そういう場所は多い。だから、今居るところの居心地が悪ければ自分の居場所を変えることだってできる。

 ただ、どこにいっても居心地が悪い人はどうすればいいのかと思う。
 世界の殆どは自分の在り方とは違っていて、認めてくれなくて。
そのような思いで定義される“世界”が、とても小さくて排他的なものであるのなら、自分の持っている定義を書き換えればいいだけだ。けれど、自分の選びたい事や物や人が居る世界が、自分の定義を否定するというなら?自分はどちらかを選択しなければならないのかもしれない。
好む、好まずに関わらず。

旅荷物

2007/08/10 (Fri)


その日、イーダンダルフは故郷のブドウ畑を見た。
懐かしくて、あまりに懐かしくて。

遠くから見たブドウ畑は収穫前の、完熟の色に光っていた。
明日になればきっと籠に山盛りになっているだろう。

はやるこころを抑えきれずに走り出した足下に、転がる甘いつぶつぶ。
小さな重みにも耐えられないで芳醇なかおりに変わる。
その残骸に果敢なさは無い。球形を失っても、本姓はそのまま。

宵闇に息を切らせた玄関前で、人の手に馴染んだ扉越しに音を窺う。
重たい旅荷物を置いて。
彼は言うんだ。


「かえってきたよ」


暑中お見舞い、申し上げます。

2007/08/07 (Tue)

やることがひとしきり終わって、今日は上野に行ったよ。
トプカプ宮殿の至宝展&マヤ、アステカ、インカ展+国立科学博物館常設展示!


一番楽しかったのは地球館だったという、
なんともお子様な感想を述べようと思う。
 骨格のスケッチなんかやっちゃってさぁ。それはもう楽しかった。子供達が「館内を走ってはいけません」の看板の横でもうダッシュしてるさらにその横で、中学男子のような頭をした大学生がメモ帳片手に目をきらきらさせてるなんて、誰も想像できないだろうね。っていうか、想像したらジャガイモのごとく腐るよ、そっちこっち朽ち果てるからやめとけ。

 でも、ディズニーランドに行くより、一人で行くならこっちのほうがよっぽど楽しい場所なのだということはわかった。知的好奇心が満たされるとはこの事かと実感できる。小学生の頃に愛読していたNHK出版の『生命』の漫画を思い出すような、人類や恐竜や生物の化石、進化の道筋。最近まで講義でやっていた“宇宙線”、あれを霧箱で実際に見てしまったり。楽しい。楽しい。
 土日に暇をもてあましたら一人でふらっと上野へどうぞ。誰かと街中のBOXに行くのもいいけど、たまにはムダ知識貯えに行くのもいいんじゃないかな?


 それにしても、昨日今日の暑さはなんなのだね?こうしてどんどん温度が上がっていくのが地球温暖化現象とやらなのかい?やれやれ参ったものだね・・・と、言いたいとこなんだけど、

いやぁなに、去年の暑さがどれくらいか忘れちゃって。

 わかる人居る?去年とこんだけ違うぜ、温暖化は着々と進んでるぜ!って言える人。もしくは、体感温度がやべぇ、死ぬ、キノコの生えたミイラになる、と思っている人カビカビの手ぇ上げて?
 数字で見れば、あーこんだけ上がったんだって納得するんだろうけど、識閾値を越えない程度に上がり続ける上に、毎年の暑さを正確に覚えておきでもしない限り、俺らは世界が変わっていくことを認知できないんじゃないかなぁ。世界の変化の緩やかさは全体を覆っているのに、人間の速度はひどく速くて、そして人間はせっかちに答えを急ぐ。

でもさ、地球と人間の時間がどれだけずれてたとしても、俺らは俺らの時計を使うんだよね。そしてお昼ご飯を抜こうものなら腹が減るんだよ。

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我丞
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職業:
人の話きく人
自己紹介:
人間27年生。
セクマイ道7年生くらい?
心理臨床とセクマイと発達凸凹を応援するよ!

ここにあることばと存在が、私のプロダクト。
見て、わからないことは聞いて。

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