思考社
いんふるえんす我丞の情報発信基地。
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戻ってきました東京。
故郷で過ごした時間は、生きているだけで幸せだと思える、そんな日々で、
この平安のためならあれやこれやは妥協してもええんちゃうか?と感じる事しばしば。
やさしい気持ちで生きていきたいなら、そこに居ればいいんですよね。
でも、学校がこっちにある以上、そうも言ってられない。
日々はとても煩雑で、面倒くさい同居人がいっぱいいて、頑張ってるやつらがいっぱいいる東京。
夏休みを、休むことに特化させた自分にはちょいと刺激的。
東京というのは、良くも悪くもたくさんネジを巻いてくれる場所。
たくさんの人がどこかを目指して、走る準備をしたり、矢印を立てたり、止まる事を知らない都市。
その空間でどんな風に生きるかは自由なのに、誰もかれもが走って行こうとするから、走っているから、自分も走りたくなる。あんなふうに全力疾走できたらいいと、手の届きそうな夢を見たりもする。
彼らに遜色ない戦いを、自分らしく、してみたいと。
不思議なのは、故郷の安全な柵の内側に居た頃、やっぱり戦いたいと思っていた事実。
自分は柵の中では息が詰まってしまうと、密かに武器を作るような奴だった。
そして、柵の中にはないルールこそが自分を生かすと思っていた。
そこでなら生きられると。
去年は、東京風に全力疾走してみた。
とても忙しかったけれど、失うものもあったけれど、納得できるような“報酬”があって、納得できない応酬もあって、くるくると変化する毎日に流されながら全力疾走していた。
たぶん、追い風が吹いてたんだろう。時々こけそうになったし。
けれどもし、忙しく戦っていることがきらきらなら、その心におだやかな幸せはあったんだろうか。
燃えるような喜びはあったとしても、愛する人の隣で息することに、ただ、喜べただろうか。
そうやって、戦おうとしていた自分を、きらきらしていると言った人がいる。
それは、ほんとに、自分のきらきらだったんだろうか。
自分は本当に、今まで自分の道を歩いてきたんだろうか。
みんなを示すGPSの赤い光点が、てんでばらばらに離れていく。
今は、立ち止っている。
きらきらしてないらしい。
視界を遮る優しい樹木と、
舗装された道路と、
自分の体力のなさに、
立ち止っている。
藪の中を走りだした人がいる。
ランドマークを見つけた人がいる。
鎌を手に歩む人がいる。
散歩するように進む人がいる。
たくさんの、たくさんの人がいる。
すべての行き方に、赤ペンはつかない。
そう知っているからこそ、歩き出せない。
空は見えていても、まっすぐに飛べない。
ヒトはこれを、臆病者という。
ただ呼吸するのも好き。
戦いながら生きるのも素敵。
それでも、私は幸せでありたい。
でもそんな一本道、どこにもないみたいだから。
だから、足掻こうと思う。
方向なんて決めなくていい。知らないままで行こう。
自分の道が見つかるのはきっと、もっと先の話だと仮定しておこう。
がむしゃらに歩いて、気分でくるっと向き変えて、鳥や花が誘うままに行こう。
ぐるぐる回ってまた戻ってくるかもしれない。
ま、それはそれでありだよ。
道は切り開くもんじゃなくて、歩いたところに出来るんだと、
いつか、笑って言える、能天気な奴になろう。
この平安のためならあれやこれやは妥協してもええんちゃうか?と感じる事しばしば。
やさしい気持ちで生きていきたいなら、そこに居ればいいんですよね。
でも、学校がこっちにある以上、そうも言ってられない。
日々はとても煩雑で、面倒くさい同居人がいっぱいいて、頑張ってるやつらがいっぱいいる東京。
夏休みを、休むことに特化させた自分にはちょいと刺激的。
東京というのは、良くも悪くもたくさんネジを巻いてくれる場所。
たくさんの人がどこかを目指して、走る準備をしたり、矢印を立てたり、止まる事を知らない都市。
その空間でどんな風に生きるかは自由なのに、誰もかれもが走って行こうとするから、走っているから、自分も走りたくなる。あんなふうに全力疾走できたらいいと、手の届きそうな夢を見たりもする。
彼らに遜色ない戦いを、自分らしく、してみたいと。
不思議なのは、故郷の安全な柵の内側に居た頃、やっぱり戦いたいと思っていた事実。
自分は柵の中では息が詰まってしまうと、密かに武器を作るような奴だった。
そして、柵の中にはないルールこそが自分を生かすと思っていた。
そこでなら生きられると。
去年は、東京風に全力疾走してみた。
とても忙しかったけれど、失うものもあったけれど、納得できるような“報酬”があって、納得できない応酬もあって、くるくると変化する毎日に流されながら全力疾走していた。
たぶん、追い風が吹いてたんだろう。時々こけそうになったし。
けれどもし、忙しく戦っていることがきらきらなら、その心におだやかな幸せはあったんだろうか。
燃えるような喜びはあったとしても、愛する人の隣で息することに、ただ、喜べただろうか。
そうやって、戦おうとしていた自分を、きらきらしていると言った人がいる。
それは、ほんとに、自分のきらきらだったんだろうか。
自分は本当に、今まで自分の道を歩いてきたんだろうか。
みんなを示すGPSの赤い光点が、てんでばらばらに離れていく。
今は、立ち止っている。
きらきらしてないらしい。
視界を遮る優しい樹木と、
舗装された道路と、
自分の体力のなさに、
立ち止っている。
藪の中を走りだした人がいる。
ランドマークを見つけた人がいる。
鎌を手に歩む人がいる。
散歩するように進む人がいる。
たくさんの、たくさんの人がいる。
すべての行き方に、赤ペンはつかない。
そう知っているからこそ、歩き出せない。
空は見えていても、まっすぐに飛べない。
ヒトはこれを、臆病者という。
ただ呼吸するのも好き。
戦いながら生きるのも素敵。
それでも、私は幸せでありたい。
でもそんな一本道、どこにもないみたいだから。
だから、足掻こうと思う。
方向なんて決めなくていい。知らないままで行こう。
自分の道が見つかるのはきっと、もっと先の話だと仮定しておこう。
がむしゃらに歩いて、気分でくるっと向き変えて、鳥や花が誘うままに行こう。
ぐるぐる回ってまた戻ってくるかもしれない。
ま、それはそれでありだよ。
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己
HN:
我丞
性別:
非公開
職業:
人の話きく人
自己紹介:
人間27年生。
セクマイ道7年生くらい?
心理臨床とセクマイと発達凸凹を応援するよ!
ここにあることばと存在が、私のプロダクト。
見て、わからないことは聞いて。
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