忍者ブログ

思考社

いんふるえんす我丞の情報発信基地。

[114]  [113]  [112]  [111]  [110]  [109]  [108]  [107]  [106]  [105]  [104

[PR]

2025/04/27 (Sun)

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

心身の不一致

2006/12/18 (Mon)

今現在、自分は特に感情線上に起伏は無く、あってもそれは理性で確認可能なレベルだとしよう。目の前に現れた事実も命を脅かす可能性の無い、自分に対して無害なものであるとしよう。
ここに君がスタンダード以外の状態をとる要因は無い。

しかし、何故か君の身体は感情とは違う行動をおこしている。
感情に起因しない身体反応だとするなら話は早いのだがそれにしては外的要因が見当たらない。因みに、これは通常「反射」や「条件づけによる無意識の運動」ととられ、生理的反応の一種であるとされる。例示としては、熱い物に触れると瞬時に手を離す、叩かれた痛みで喚く、緊張が解けて吐息を出す、といった事がある。これが「親しい人間に」叩かれた、とかいう場合は感情を伴う反応ということになるか。

では感情に起因する場合ではどうなのか。比較してみる。
事実によってある事柄に脳内で回路が形成され、それによって自身の中に感情が喚起される。感情のパターンが今までの蓄積された情報にはない形状を持っていた場合には、近似値をとる形式とコードによって新しい感情の定義づけがされるか、新たなコードがつけられるかする。

だがそれは、感情の起因する理由が判明している時のみのように思われる。理由があるからこそカテゴリーの中に放り込む事ができるのだし、相当する単語(コード)を作り出すには材料が必要だからだ。

今回の場合、起こるべき感情による動作とは別の反応が身体に現れ、そしてまた理由は判然としない。ここに、心身の不一致という現象が現れる。自己を精神と捉えるならこれは身体の反逆であるし、逆に身体の直感的動作が人間の本性であるとするなら精神の暴走、また、精神と身体とが人間の構成要素ということなら、これは自身の分裂、という事になろうか。
いずれにせよ、平常扱っている自身とは別の自身に出会っている。

適当な理由も見つけられない=理由による新たな定義づけも出来ないまま、反射にしては異常な反応である事に思い至る。かといって在った事を無かった事には出来ない。このような各所分裂状態の錯乱の中で、分裂した精神と身体は、それぞれ暴走を始める。
PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする:

真っ白 HOME 時既に遅し

ブログ内検索

03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

HN:
我丞
性別:
非公開
職業:
人の話きく人
自己紹介:
人間27年生。
セクマイ道7年生くらい?
心理臨床とセクマイと発達凸凹を応援するよ!

ここにあることばと存在が、私のプロダクト。
見て、わからないことは聞いて。

無題(返信済)
(10/11)
もんもんもん(返信済)
(10/18)
(12/13)
(09/08)
(09/08)

Tamariba

Twitter

 



忍者ブログ [PR]
template by repe